https://sputniknews.jp/20220922/13032832.html
岸田首相、国連総会で韓国の尹大統領と「懇談」 関係改善の重要性で一致
岸田首相、国連総会で韓国の尹大統領と「懇談」 関係改善の重要性で一致
Sputnik 日本
国連総会への出席のため米ニューヨークを訪問中の日本の岸田文雄首相は21日(日本時間22日未明)、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領と約30分にわたり「懇談」した。両首脳が本格的に意見交換するのは初めてのことで、今後徴用工問題などで冷え込んだ日韓関係の改善が進むかが注目される。日本の各メディアが伝えている。 2022年9月22日, Sputnik 日本
2022-09-22T05:37+0900
2022-09-22T05:37+0900
2022-09-22T06:55+0900
日韓関係
国際
岸田文雄
韓国
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e6/08/17/12607950_0:0:3073:1728_1920x0_80_0_0_4a570047f55c2630143d778935f270fc.jpg
日経新聞などによると、日本政府は正式な「会談」ではなく「懇談」であると説明している。日韓首脳が対面で一定の時間をかけて意見交換するのは2019年12月以来、約2年9か月ぶりだという。両首脳は今年6月のNATO首脳サミットに参加した際、晩餐会で数分間会話したり、日米韓3カ国での会談は実施しているものの、2国間の本格的な対話は今回が初めてとなる。懇談で両首脳は互いに協力すべき重要な隣国で、日韓、日米韓協力を推進していく重要性で一致。北朝鮮対応でも一致し、尹大統領は日本側の拉致問題対応への支持を表明した。また、懸案を解決して日韓関係を改善する必要性についても共有し、外交当局の協議や首脳間の意思疎通の重要性も確認したという。これまでに岸田首相は、韓国側が日韓首脳会談の開催を外交慣例に反して一方的に発表したことに強い不快感を示したと報じられていた。岸田首相は、韓国大統領府が15日に国連総会に合わせて日韓首脳会談を実施することで日本側と合意したと発表したことを聞き、「それなら逆に会わねえぞ」と述べたという。今回、正式な会談の形をとらず「懇談」としたのは直前にこうした一悶着があったからかもしれない。日韓関係の懸案事項となっている徴用工問題とは、日本統治時代の韓国で徴用で過酷な労働を強いられたとして韓国人元労働者や遺族が日本企業に補償などを求めている問題。日本側は1965年の日韓請求権協定で徴用工問題は「解決済み」だと再三主張してきた。2018年秋には、韓国の大法院(最高裁)が新日鉄住金(現・日本製鉄)と三菱重工業に対し、それぞれの被害者への賠償を命令。しかし両社とも支払いを拒否し、被害者側は被告企業の韓国内資産を現金化するための手続きに入っている。関連ニュース
https://sputniknews.jp/20220920/12999533.html
韓国
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
2022
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e6/08/17/12607950_0:0:2731:2048_1920x0_80_0_0_5e34798c07465fce482d8397e756f15f.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
日韓関係, 国際, 岸田文雄, 韓国
岸田首相、国連総会で韓国の尹大統領と「懇談」 関係改善の重要性で一致
2022年9月22日, 05:37 (更新: 2022年9月22日, 06:55) 国連総会への出席のため米ニューヨークを訪問中の日本の岸田文雄首相は21日(日本時間22日未明)、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領と約30分にわたり「懇談」した。両首脳が本格的に意見交換するのは初めてのことで、今後徴用工問題などで冷え込んだ日韓関係の改善が進むかが注目される。日本の各メディアが伝えている。
日経新聞などによると、日本政府は正式な「会談」ではなく
「懇談」であると説明している。日韓首脳が対面で一定の時間をかけて意見交換するのは2019年12月以来、約2年9か月ぶりだという。両首脳は今年6月のNATO首脳サミットに参加した際、晩餐会で
数分間会話したり、日米韓3カ国での会談は実施しているものの、2国間の本格的な対話は今回が初めてとなる。
懇談で両首脳は互いに協力すべき重要な隣国で、日韓、日米韓協力を推進していく重要性で一致。北朝鮮対応でも一致し、尹大統領は日本側の拉致問題対応への支持を表明した。また、懸案を解決して日韓関係を改善する必要性についても共有し、外交当局の協議や首脳間の意思疎通の重要性も確認したという。
これまでに岸田首相は、韓国側が日韓首脳会談の開催を外交慣例に反して一方的に発表したことに強い不快感を示したと報じられていた。岸田首相は、韓国大統領府が15日に国連総会に合わせて日韓首脳会談を実施することで日本側と合意したと発表したことを聞き、
「それなら逆に会わねえぞ」と述べたという。今回、正式な会談の形をとらず「懇談」としたのは直前にこうした一悶着があったからかもしれない。
日韓関係の懸案事項となっている
徴用工問題とは、日本統治時代の韓国で徴用で過酷な労働を強いられたとして韓国人元労働者や遺族が日本企業に補償などを求めている問題。日本側は1965年の日韓請求権協定で徴用工問題は「解決済み」だと再三主張してきた。
2018年秋には、韓国の大法院(最高裁)が新日鉄住金(現・日本製鉄)と三菱重工業に対し、それぞれの被害者への賠償を命令。しかし両社とも支払いを拒否し、被害者側は被告企業の韓国内資産を現金化するための手続きに入っている。