Место утечки на газопроводе Северный поток-2 у берегов датского острова Борнхольм - Sputnik 日本, 1920
「ノルドストリーム」の爆破工作
ガスパイプライン「ノルドストリーム」と未使用の「ノルドストリーム2」で爆発が発生したのは2022年9月。ドイツ、デンマーク、スウェーデンは工作活動による破壊の可能性を否定しなかったが、爆破の犯行を認める声明はいずれの側からも出されなかった。ところが2023年2月初め、ピューリッツァー賞受賞の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏が、破壊工作に米国が関与というすっぱ抜き記事を発表。米国はこれを否定したが、ロシアは「ノルドストリーム」の爆発が破壊行為だったという新情報を受けて、国連安全保障理事会の開催を要請した。特設コーナーは、破壊工作の捜査に関する最新情報、専門家の評価や見解を逐次掲載しています。

「ノルドストリーム」が通るフィンランド湾付近で地震相次ぐ 小規模な爆発との見方も

© Sputnik / Alexander Garperinフィンランド湾
フィンランド湾 - Sputnik 日本, 1920, 25.10.2022
サイン
フィンランド地震研究所によると、10月20日から21日にかけて、ロシア・サンクトペテルブルクに近いフィンランド湾で発生地点が不明確な小さな地震が複数回記録された。同区域はガスパイプライン「ノルドストリーム」のパイプラインが通っている。フィンランドの専門家は比較的小規模の爆発があった可能性について言及した。
地震は10月20日、21日にロシア・サンクトペテルブルクに近いプリモルスクとヴィボルグ付近で発生したと明記されている。露国営ガス大手「ガスプロム」のウェブサイトに掲載されている地図によると、ガスパイプライン「ノルドストリーム」のパイプラインがほぼ同じ区域を通っている。地震発生地点からパイプラインまでの正確な距離は特定できなかった。
モスクワ時間の20日、12時35分にマグニチュード2.0、14時02分にマグニチュード1.5、17時54分にマグニチュード1.5、18時32分にマグニチュード1.4の地震が発生したと報告されている。
ロシアのぺスコフ大統領報道官 - Sputnik 日本, 1920, 21.10.2022
「ノルドストリーム」の爆破工作
「ノルドストリーム」破壊工作の真実は、欧州の人々を驚かせる可能性がある=ぺスコフ大統領報道官
21日にも、ほぼ同じ地域、同じ時間間隔で地震が記録された。
フィンランド最大の新聞「ヘルシンギン・サノマット(Helsingin Sanomat)」は、ヘルシンキ大学地震学研究所の専門家ヤリ・コルストロム氏の推定を引用。同氏は、比較的小規模な爆発、および約50〜100キログラムの爆発物について言及している。しかし同氏は、事故の原因についての推測を避けた。
9月26日、ロシアが欧州向けにガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」の2か所で同時にテロが行われた。
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