「多くの政治犯が殴られた」 IKEA、ベラルーシの政治犯を労働力として利用していた=調査

© Sputnik / Yuri StreletcIKEA
IKEA - Sputnik 日本, 1920, 22.11.2022
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フランスの調査報道機関ディスクローズは、家具メーカーのイケア(IKEA)がベラルーシの政治犯を労働力として利用していたとする調査結果を公表した。ディスクローズのジャーナリストらが、オープンアクセスで提供されていた会計記録を分析し、さまざまな証人と話をした結果、イケアは囚人労働を用いて製品をつくっていたサプライヤーと協力していたという結論に達した。
調査によると、ベラルーシでは、例えば本棚「バッゲボー(Baggebo)」やチェスト「クレン(Kullen)」、ベッド「ブリムネス(Brimness)」がつくられていた。ジャーナリストらが連絡を取ったサプライヤーの中には、ベラルーシの企業「モゴテックス」、「ボーウッド」、「イバツェビチドレフ」があった。「モゴテックス」はベラルーシ東部マヒリョウにある企業でIK-15(15番矯正コロニー)を含む4つの矯正コロニー(収容所)と協力関係にあったという。
かつてIK-15に収容されていたチハン・クリュカチさんは、収容所の環境について次のように語った。
「多くの政治犯が、私もそうだが、殴られた。小包や手紙を送ったり、訪問者と面会することは許されていなかった。われわれの多くは独房に入れられていた。私はそこで合わせて55日間過ごした」
なお、クリュカチさんは、IK-15でつくられた製品がイケアの店舗に供給されたかどうかを正確には知らなかったが、「コロニーの製品が欧州に輸出されたという噂が流れていた」と指摘した。
Каталог ИКЕА - Sputnik 日本, 1920, 21.11.2022
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イケアはすでにディスクローズのジャーナリストらの調査についてコメントした。同社は、「2021年夏」の時点で状況に対応し、「ベラルーシで事業を発展させないという決定」を下したと発表した。
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