ウクライナの活動家らが在独ロシア大使館前に破壊した戦車を設置、平和願う市民らは赤い花を捧げる
2023年2月26日, 13:43 (更新: 2023年2月27日, 21:14)
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先にウクライナ支持の活動家らは撃破したロシア軍の戦車T72を在独ロシア大使館前に設置した。大使館前では25日に抗議活動が行われ、多くの市民が赤い花を戦車に捧げて全ての犠牲者に哀悼の意を表し、速やかな停戦実現を願った。
ロシアの戦車T72はウクライナの首都キーウで破壊されたもの。この戦車はポーランド経由でドイツへと輸送された。輸送費用の10万ユーロはウクライナの支援者による寄付金で賄われた。
Ukrainian children singing in front of the Russian embassy in Berlin the Ukrainian anthem where the destroyed Russian tank has been brought this morning.#Ukraine #Germany #Berlin pic.twitter.com/PHtY6guN4i
— (((Tendar))) (@Tendar) February 24, 2023
25日にはウクライナ危機の平和的解決を願う抗議活動が行われ、参加者らは破壊された戦車に赤い花を捧げた。一部の統計によると、この抗議活動には5万人の市民が参加した。
Ukrops placed a russian tank infront of the russian embassy in Berlin. Germans are bringing flowers "to show our government that we want diplomacy and not war" pic.twitter.com/oOOd8jbsVc
— Levi (@Levi_godman) February 25, 2023
抗議活動を主催した左派党のサラ・ワーゲンネヒト連邦議員は演説を行い、ドイツの戦車が戦場で使用されることに抗議した。
今日、我が国の政治家らはその国がゴルバチョフのおかげで誕生したにも関わらず、ロシアを破壊しようとしている。ドイツの戦車が再びロシア兵を撃とうとしている。
議員はウクライナ情勢でロシアを批判しつつも、この危機を引き起こした根本原因を忘れないよう市民に呼びかけた。
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