ザポロジエ原発 - Sputnik 日本, 1920, 30.08.2022
ザポロジエ原発の安全性を巡る状況
ザポロジエ(ザポリージャ)原子力発電所は、欧州最大の原子炉数と出力を誇る原発で、2022年3月からロシア軍の保護下に入っている。度重なるウクライナ軍による攻撃で原発の安全性に問題が生じたため、9月初旬、IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長率いる調査団が査察。調査報告書では、原発の周辺を「安全ゾーン」とする必要性が訴えられているが、その後もウクライナ軍は原発敷地や周辺の町への散発的な攻撃を続けている。10月のザポロジエ州のウクライナからの離脱・ロシア編入に伴い、新運営会社のもとロシア国内の基準に即した運転に移行している。

ザポロジエ原発 「もう少しで事故になるところだった」 IAEA事務局長

© Sputnik / Pavel Bednyakov / メディアバンクへ移行国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長 - Sputnik 日本, 1920, 09.04.2024
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国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、ザポロジエ原発が4月7日に受けたドローン攻撃により、「もう少しで原発事故になるところだった」と述べ、そうした事故の事態はシナリオは想像上のものではないと明言した。ブルームバーグ紙が報じた。

「私たちの目標は、原発事故の回避だ。こうした状況が起こるたびに、私たちはそれ(編集:原発事故)に近づいていることに気づく。これは人為的なものでもなく、想像上のシナリオでもない」

ブルームバーグによれば、グロッシ事務局長は、発生した事態について国連安全保障理事会において討議すると述べ、プーチン大統領と「中期的な計画および将来、そして何が起きうるか」について話し合った事実も補足した。
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