エジプトでのガザ停戦交渉 ロシア人専門家の見方は「妥協にはほど遠い」

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ガザ - Sputnik 日本, 1920, 09.04.2024
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イスラエルは、国内の政治勢力から指導部に圧力がかけられているがゆえに、ハマスとの合意の可能性を算段しており、妥協には程遠い。ロシア経済高等学院、世界経済国際政治学部、外国地域研究学科のアンドレイ・バクラノフ教授はスプートニクからの取材にこう答えた。
エジプトの首都カイロでのガザ停戦に関する協議についてエジプトのAl Qahera Newsテレビは高官の情報筋からの話として、協議では進展があるだろう、当事者間では主要な分野でコンセンサスがあると報じた。

「双方の代表団の要求は非常に厳しい内容だ。今のところ、これらの要求への妥協の動きはない。現在、合意に達する協議や可能性の算段は当事者の立場の変化ではなく、イスラエル政府に対する圧力が劇的に高まったことに左右されていると思う」

情報筋は、イスラエル国内の政治勢力は人質の即時解放を要求しており、これが焦眉の問題になっていると明かしている。

「ここで重要なのは交渉プロセスがどれだけ成功するかというよりは、イスラエル国内の要因(編集:人質の解放)がどれだけ強いかということ。またエジプトを通じる手段も含め、この問題が現指導部によって解決できることを示す必要性がある」

バクラノフ氏は、ハマスに対する作戦全体があまりにも「長引きすぎた」と指摘した。
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