岸田首相「日本国民は米国のトモダチ、共にある」 米議会演説のポイント
© AFP 2023 / Saul Loeb岸田首相演説
© AFP 2023 / Saul Loeb
サイン
米国を国賓待遇で訪問している日本の岸田首相は11日、米議会で英語の演説を行い、米国のグローバル・パートナーとしての日本の立場を明確にした。
【グローバル・パートナー】
米国のリーダーシップは必要不可欠だが、米国は助けなしに、たった一人で、国際秩序を守ることを強いられる理由はない。
米国の最も親しいトモダチとして、日本国民は、自由の存続を確かなものにするために米国と共にある
日本はかつて米国の地域パートナーだったが、今やグローバルパートナーとなった。今日、日米同盟の抑止力は、かつてなく強力で、それは米国の日本への拡大抑止によって強化されている。
米国、日本、韓国、オーストラリア、インド、フィリピンなどの同志国との多国間協力を通し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す。
【国際関係】
日本は、ロシアに対する強力な制裁を実施しており、ウクライナに対しては120億ドル以上の援助を表明してきた。日本はこれからもウクライナと共にある。
中国の対外的な姿勢や軍事動向は、日本の平和と安全だけでなく、国際社会全体の平和と安定にとっても、これまでにない最大の戦略的な挑戦をもたらしている。
北朝鮮による核・ミサイル計画は、直接的な脅威であり、北朝鮮による拉致問題は、引き続き重大な問題だ。
【日米2国間協力】
日本は世界最大の対米直接投資国。日本企業は、約8000億ドルを投資し、米国内で約100万人の雇用を創出している。
AI、量子、半導体、バイオテクノロジー、クリーンエネルギーといった次世代の新興技術の発展で、日米両国が世界をリードしていく。
両国間の協力分野は宇宙にも広がっています。アルテミス計画の将来ミッションにおいて、日本人宇宙飛行士が米国人以外として初めて月面に着陸することとなる。