【まとめ】国連安保理が中東情勢に関する会合を開催 どういった声明が出された
© AP Photo / Bebeto Matthews国連安保理
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4月18日、国連安保理で中東情勢に関する会合が開かれた。主な声明は以下の通り。
国連のグテーレス事務総長は、イスラエルによるガザ地区作戦で殺害されたパレスチナ人児童の数は、ユニセフの調べですでに1万3900人を越えた事実を明らかにした。
グテーレス事務総長は、イランとイスラエル間の「流血の報復サイクル」を断ち切るよう呼びかけた。
グテーレス事務総長は、中東は「地域全域を巻き込む紛争」の瀬戸際にあると警告した。
イスラエルのジヤド・アブ・アムル大統領特別代表はパレスチナは国連安保理に対して即時介入を呼びかけ、イスラエルにガザ地区の作戦停止と地区からの撤退を強要していると述べた。
ロシアのネベンジャ国連大使は、パレスチナの国連正式加盟を承認する決議に賛成票を投じるよう呼びかけた。
ネベンジャ大使は、ラマダン期間中のガザ停戦を要求する国連安保理決議第2728号の履行を怠ったイスラエルに対する制裁について、ロシアは最も早い時期にこの問題について、再び言及すると述べた。
ネベンジャ大使は、国際社会は米国の立場が邪魔してパレスチナ人をイスラエルの攻撃から守ることができなかったと指摘した。
国連安全保障理事会のパレスチナの国連加盟を勧告する決議案に関する採決は、日本時間の4月19日朝6時に予定されている。安保理議長国のマルタが発表。これに先立ち、米国務省はパレスチナの国連加盟に米国は賛成票を投じないと発表している。