中国軍は14日、台湾を取り囲むように周辺海域での軍事演習を行った。
台湾国防部によると、少なくとも中国の航空機25機、艦船11隻の接近を確認。
中国軍によると、演習には空母「遼寧」も参加したほか、海警局のパトロール船4隻も航行した。
台湾は東部の花蓮で対艦ミサイルを展開するなどして対応。
中国軍は「台湾の独立を求める分離主義勢力に対する強力な抑止力となる」と演習の意義を強調。
台湾国防部は「非理性的挑発行為に強い非難を表明する」と声明。
米国務省は「深刻な懸念」を表明し、「監視を続け、同盟国やパートナーと共同の問題対処に向けて行動を調整する」とした。
共同通信によると、日本の中谷防衛相は「重大な関心を持ち注視する。情報収集や警戒監視に万全を期す」とコメントした。
