在日米宇宙軍が来月に発足 日米連携を加速
© 写真 : U.S. Space Force/Dennis Rogers米宇宙軍
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米政府は在日米宇宙軍を12月に発足させる。防衛省は17日、同日、豪州での中谷元・防衛相とオースティン米国防長官の会談の際に方向性が最終確認されたと発表した。
日米両政府は宇宙領域での自衛隊と米軍の協力を深化させる。
在日米宇宙軍とはどんなものか?
米軍横田基地に発足。規模は約10人。
主な任務は航空自衛隊宇宙作戦群など日本側との連絡調整。
レーダーやアンテナなどの装備品は持たない。
宇宙空間の脅威を監視する「宇宙領域把握(SDA)」での日米の連携を加速。
日米は今年5月の時点で在日米軍に宇宙軍組織を設置する方針を明らかにしていた。設置の目的について、米インド太平洋宇宙軍トップのアンソニー・マスタリア司令官は、ハワイにあるインド太平洋宇宙軍と在韓米宇宙軍と連携し、北朝鮮のミサイル発射情報などの収集にあたるとし、日本での設置が最優先事項であると強調していた。