防衛省、対ドローン装置を搭載した試作車の実証試験へ

© 写真令和6年度自衛隊観閲式で公開されたレーザー装置搭載の試作車。(陸上自衛隊広報チャンネルのYouTube動画よりスクリーンショット)
令和6年度自衛隊観閲式で公開されたレーザー装置搭載の試作車。(陸上自衛隊広報チャンネルのYouTube動画よりスクリーンショット)  - Sputnik 日本, 1920, 19.11.2024
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日本の防衛省は、無人機(ドローン)に対処するレーザー照射装置を搭載した試作車を完成させ、2025年2月から実証試験を行う予定だという。時事通信が報じた。
レーザー照射装置は、レーザーによる熱でドローンを破壊・撃墜するもので、陸上自衛隊への配備が検討されている。
陸自の大型車両をベースにした試作車は、レーザー照射装置やレーダーのほか、自動で目標を探知・追尾できるシステムなどを搭載しており、1キロ以上先のドローンを撃墜できる可能性もあるという。
実証試験は北海道の演習場で行われる予定で、悪路や厳しい気象条件を含めた環境下で性能や安全性を検証するという。
試作車は今年10月に完成し、今月9日に石破首相が出席した埼玉県の陸自朝霞訓練場での自衛隊観閲式で初めて公開された。
2022年12月、岸田前首相の下で閣議決定されたいわゆる「安保3文書」の1つ「防衛力整備計画」でドローンへの対処能力強化について明記された。防衛装備庁によると、2025年度予算概算要求には能力向上の研究費として34億円を計上する。
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