中国、福島沖海水に「異常なし」と発表

© AP Photo / Eugene HoshikoАЭС Фукусима-1
АЭС Фукусима-1 - Sputnik 日本, 1920, 07.04.2025
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中国の原子力規制機関「国家原子力機構」は7日、東京電力福島第1原発周辺で2月下旬に採取したサンプルの解析の結果、放射性物質の濃度に異常は見つからなかったと明らかにした。

「福島第1原発近海で海水や海洋生物を独自に採取した。中国国内の研究所でサンプルの分析・検査が完了しており、トリチウム、セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90などの放射性物質の濃度に異常は発見されなかった」

今後、結果をまとめたデータは国際原子力機関(IAEA)に提出され、公表されるという。
昨年9月のIAEA年次総会で中国国家原子力機構は、原発の処理水を「核汚染水」と呼び、海洋放出に反対する立場を表明。だが、その後の日中関係改善のなかで、両政府はIAEAの枠組みの下でのモニタリング活動を実施後、基準に合致した日本産水産物の輸入を再開することで合意した。今年1月には中国外務省が、昨年10月のサンプル調査の結果、異常はみられないと認めていた。
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