新聞Daily Mailが報じたところによれば、太平洋南部カワチ海底火山の火口内という特別厳しい条件のため、学者達は、1時間以上、ビデオカメラをそこで使う事は出来なかった。しかし水深45メートルの海底での1時間にわたる撮影で、海洋学の専門家らは、火口内部で、2つのタイプのサメ(アカシュモクザメとクロトガリザメ)及びエイ(Hexatrygon bickell)、さらにはクラゲや若干の魚の撮影に成功した。
撮影したエンジニアのブレナン・フィリップス氏は「巨大な海洋生物が、酸性度が高く大変汚れた海中に生息している。そうした環境に彼らがいかに適応できたのか、今後の解明が待たれる」と述べた。
カワチ海底火山は、太平洋南西部の水中で最も活発に活動する火山の一つ。