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聖地は国立人類学・歴史学研究所のチームによって、標高4000メートルほどにある湖の底で見つかった。聖地は大小の石からなり、石の配置は星々と銀河の位置を模したものだという。
さらに、聖地は覗き込んだ際に光学的効果が観察されるように作られている。石は底に沈むのではなく、水面で泳いでいるように見えるのだ。
発掘に当たった考古学者のアイリス・デル・ロシオ・ヘルナンデス・バウティスタ氏は、「施設の光学的効果と構造は、この場所が宇宙ないし古代の時空理解のミニチュアモデルであったことを物語る。これは、アステカ文明の創世神話とも適合する。神話によると古代には大地がなかった。海の怪物シパクトリが原初の大洋に住んでおり、その後、シパクトリの胴体から神々が空と大地を作り出した」と物語る。