米国務長官、イラン核合意見直しの方針表明

ティラーソン米国務長官が、イランとの核合意を見直すための特別法を米政府が来週にも承認する可能性を除外しなかった。
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AP通信とのインタビューでティラーソン氏は、「大統領は、合意を修正するか、破棄するかだと述べた。我々は合意を修正するとの約束を実行しようと試みている」と述べ、そのような法律が来週「或いはその後すぐに」も承認される可能性を除外しなかった。

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これに先立ちトランプ米大統領は、イランとの国際合意の「深刻な欠陥」について、今後ホワイトハウスが米議会とともに取り組むと述べていた。トランプ氏は議会に対し、イラン政府が核合意を遵守していると公式に確認することを拒否したものの、国際的レベルでこの合意の実行に異議を唱えようとはしていない。一方でトランプ氏は、合意「改善」に関する米政府の努力が失敗した場合、米国は合意から離脱するとも指摘していた。

米国務省は、合意離脱は米国にとって不利だが、イランにとっての追加条件を米国の法律に書き込むことにより、合意の「修正」を試みることは可能だと考えている。イラン側は、このような法律は合意に対する違反となると発表している。

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