死をもたらす9グラム 最も殺傷力のある銃弾【写真】

火器開発の長年にわたる歴史の中で、数百種類もの非常に強力な弾薬が作られてきた。その中には、メカニズムが非常に残酷なため、1899年のハーグ陸戦条約で禁止されたものもある。例えば、「拡張弾頭」による重傷を負った場合、生き残るチャンスは事実上残されていない。「スプートニク」が、滅多に生き残ることのできない外傷をもたらす弾丸として火器で使用される実包をいくつかご紹介する。
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エクスプローダー

最も危険な弾薬の一つで、致命的な結果をもたらす。人道上の観点からハーグ陸戦条約により戦闘に使用することが禁止されている。メカニズムは単純で、障害物に衝突すると弾丸内に埋め込まれた爆薬が砲弾と似た仕組みで炸裂する。

自動拳銃「ベレッタ・モデル92(M9)」による発砲

爆発の威力は小さいが、弾丸の巨大な運動エネルギーと組み合わせることで骨や軟組織、内臓に深刻な損傷を与え、銃撃を受けた者を戦線から完全に離脱させる。

拡張弾頭

エクスプローダーに次ぐ2番目に強い殺傷力を持つ。先端部分にあるくぼみ、または十字型の切り込みによって、衝突した際に「小さなバラの花のように」広がって恐ろしいけがを負わせる。

ハーグ陸戦条約により、戦闘行動遂行時の拡張弾頭の使用は禁止されているが、世界中の狩猟や警察で広く使われている。その理由としては、大型獣を一発で仕留められることと、対象物内部で弾薬が止まる可能性が高いことが挙げられる。また、傷が貫通銃創となる可能性が低く、このことは目標を貫いた流れ弾が、偶然通行人に命中する可能性がある市街地での発砲の際に、非常に重要な特徴である。

破片侵襲弾「R.I.P.」

英語の「Rest In Peace(安らかに眠れ)」にちなむ通称で呼ばれるこの弾丸は拡張弾頭の一変種。拡張弾頭と同じように先端部分に切り込みがあるが、そのメカニズムは根本的に異なる。身体に命中すると、単に「小さなバラの花のように」広がるのではなく、いくつかの鋭い破片に分解するのだ。この破片は身体に侵入し、複雑な傷を同時に複数形成する。

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Пули R.I.P.
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Пули R.I.P.

現在、この過激な拡張弾頭は米「G2 Research」社によって製造されている。民間市場で自由に販売され、恒常的に需要がある。この弾丸の場合、人道性について語る必要はない。そのメカニズムが本質的に非人間的だからだ。

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