ウクライナ研究所長、ソ連時代は「占領」

ウクライナ国家記憶研究所のヴォロディーミル・ヴィアトロヴィチ所長が同国のテレビ番組に出演し、ウクライナがソ連を構成する共和国だった時代について、「占領」だったとウクライナは認めるべきだと述べた。
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ヴィアトロヴィチ氏は、「問題になっているのはソ連による占領であり、初めはボリシェヴィズム、後に共産主義による占領体制の確立だ」と指摘した。同氏によれば、2017年を「ボリシェヴィキによる侵略開始100周年の年」と呼ぶことは可能だという。

またヴィアトロヴィチ氏は、現代のウクライナが1917~21年に存在していた反ボリシェヴィキの「ウクライナ人民共和国(UNR)」を継承していると宣言することが不可欠だとしている。UNRは1917年のロシア革命の過程で成立した。ただ、UNRには西ウクライナやクリミア、ベッサラビアの一部、オデッサなどの地域は事実上含まれていなかった。これらの地域がウクライナ領となったのは、ウクライナがソビエト・ロシアに編入された後の1919年以降である。

ヴィアトロヴィチ氏は、「これは強化する必要がある大規模な情報事業であり、現代ウクライナのUNRからの継承性を形成し、ソ連時代よりも(国の)輪郭をはっきりさせるものになる」とも述べている。

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