米国防総省が新核兵器を開発 露中の軍事強化に対抗 WSJ報道

ウォールストリートジャーナル紙は、米国防総省が戦略核兵器の2つの新たなユニットの開発に取り組んでいると報じた。報道によれば、この開発は米国の刷新された国策の枠内で行われる。刷新された国策とはロシア、中国の軍事ポテンシャルの強化へ対応するもの。
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これより前、ハフィントンポストは「核政策の外観(Nuclear Posture Review)」プロジェクトを報じている。報道によれば同プロジェクトでロシアは、「核兵器および非戦略核軍力については」米国を凌駕していると指摘されている。

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ウォールストリートジャーナルの報道では、新兵器は潜水艦に装備可能な低出力核弾頭で、弾道ミサイル「トライデントⅡ」に装填される可能性がある。このことについては以前、ガーディアン紙が報じている。

開発が行われているもう1つのユニットはウォールストリートジャーナルの報道によれば潜水艦発射巡航ミサイルとなりうるもので、これも核弾頭が装填される。ウォールストリートジャーナルは、同ユニットに類似したものは米国の核軍備には2010年の時点で存在していたと指摘している。

トランプ大統領が米国の新たな核戦略を強化の方向に見直しを指示したのはほぼ1年前。プロジェクトの最終案は1月末までには発表される見込み。米国防総省の発表では、現在、数種類の案があり、その中から最終案が絞り込まれる。

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