元英外交トップ、サッチャーの「レイシズム」を語る

英国のマーガレット・サッチャー元首相は、南アフリカ共和国に「白人だけが」住むことを望んでいた。当時の外交トップ、パトリック・ライト氏が近著の回想記で明かした。ほんの一部は英紙デイリー・メールが公開した。
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ライト氏によると、サッチャー元首相はある時、南アフリカ共和国を「白人のミニ国家」に分離し、近隣の黒人人口の領域から離すというアイデアに感銘を受けたと明かした。ライト氏は反対し、アパルトヘイトを続けるような考えだと指摘。これにサッチャー元首相は、ライト氏の英国の「戦略的国益への不注意さ」を非難した。

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ライト氏はさらに、「鉄の女」はドイツ人を憎み、東西ドイツの統一に反対していたと主張。当時のドイツのヘルムート・コール首相との関係は良好ではなかったという。

サッチャー氏は英国初の女性首相となった。在任中は国内外の政策から「鉄の女」の異名を取った。

1984年、アイルランド共和軍(IRA)がサッチャー氏の暗殺を企て、保守党大会開催中のブライトンホテルで爆弾テロを起こした。サッチャー氏にけがはなかったが、爆発の結果、5人が死亡した。

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