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この帰結は、学者らが硫酸塩、煤煙といった煙霧体を除去した場合の気候の変化を数パターンモデル化した結果、明らかにされた。
研究結果から、汚染物質が地球に向かって届く太陽放射の一部を遮っており、これを除去した場合、温暖効果は強まる一方となり、大気圏はより多くの温室エネルギーをため込み始め、平均温度は今より0.5度から1.1度高くなることがわかった。
学者らは、煙霧体は太陽放射を吸収する防御バリアの役割を演じていることから、この「盾」を失くせば、地球はますます急速に加熱し、長期にわたる干ばつと洪水を繰り返すことになると説明している。