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コロンビア、メデジン市アンティオキア大学のホセ・スルアガ氏率いる研究グループは、地球上でかつて巨大な隕石が落下した中央シベリア地方のツングースやウラル地方のチェリャビンスクと同様に高い確率で小惑星落下の危険にさらされている地域を確かめようと取り組んだ。
彼らの研究の過程で、地球の周りを取り巻く天体群は決して均等に散りばめられているわけではなく、地球のいくつかの地域は、文字通り、天体群の方向を向いている、つまり、大小さまざまな小惑星が地球に墜落する確率は高まっていることが明らかにされた。
一般的には、学者らの指摘の通り、南東アジアや中央アフリカ、南アメリカといった赤道付近や熱帯地方にはこうした危険度は少なく、逆にヨーロッパやロシア、カナダの極圏地域や温暖地方の方が損害を受ける確率は高い。
その反面、「隕石落下の危険性がある地域」は、時間の推移と共に常に移り変わっていくことも明らかにされている。
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