北朝鮮、韓国との対話妨害とトランプ氏を非難

北朝鮮は、トランプ米大統領が南北対話の発展を妨害しようと試みていると非難した。AFP通信が報じた。
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トランプ大統領は26日、議会で一般教書演説を行い、核開発停止を目指し北朝鮮への圧力を強めていくと述べた。

北朝鮮外務省の報道官は同国国営の朝鮮中央テレビで「これは北朝鮮の威力に怯えたトランプの金切り声以上のものではない」と述べた。

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これは、一般教書演説に対する北朝鮮の最初の反応となった。

報道官は、トランプ氏の発言を「南北関係前進妨害に向けられた見苦しいわがまま」だと批判した。

さらに、「トランプが時代遅れで独断的な考えを捨てなければ、これは米国の安全と未来に対するよりリスクの高い結果に繋がるのみだ」と強調した。

米国と北朝鮮は形式的には戦争状態にある。1950年から53年まで続いた朝鮮戦争終結後、両国は休戦協定しか結ばず、平和条約は結ばなかったためだ。北朝鮮はその後、米国と平和条約を何度も結ぼうと試みたが、米国は韓国を朝鮮半島の唯一の合法的な政府として承認し、条約締結をはねつけた。米国は「北の脅威」からの保護という口実のもと、2万8000人以上の兵士を韓国に配備している。

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