ビットコインが10%下落 北朝鮮の仮想通貨強奪ニュースに反応

仮想通貨の中で最も普及度の高いビットコイン価格が、5日午前の取引でほぼ10%下落した。マスコミでは韓国の仮想通貨取引所での仮想通貨強奪情報が流れており、下落はこれに投資家が反応して生じている。
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ビットコインは日本時間15時47分の時点でポータル「コインマーケットキャップ」で10.3%下落し、8290ドルに、ビットフィネックス取引所でも11.9%下がって8210ドル、GDAX で11.54%安の8200ドルの値を付けている。

ビットコイン以外の仮想通貨も同じく値下がりしている。コインマーケットキャップによればイーサリアムは11.58%安の854ドル50セントに、ビットコインキャッシュは10.67%ダウンの1130ドルに、リップルは13.04%も下がって81セントとなった。

5日、聯合ニュースは、朝鮮民主主義人民共和国が仮想通貨を強奪する目的で韓国の取引所へのハッカー攻撃を試みていると報じた。なおこの試みはすでに成功しており、韓国の諜報機関の国家情報院は同日、議会に対し、北朝鮮は「数千万ウォン」相当の仮想通貨を強奪したと報告している。

投資家らは仮想通貨市場の安全性に関する報道に神経をとがらせている。1月末、日本のコインチェック取引所で5億ドルを超す仮想通貨の強奪の事実が明らかにされたばかり。

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