日銀の黒田総裁、再任へ

日本政府は16日、日銀の黒田東彦総裁を再任させる人事案を衆参両院の議院運営委員会理事会に提示した。共同通信が伝えた。
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衆参両院とも自民、公明の与党が過半数を占めており、承認される公算が大きい。再任されれば、半世紀ぶりに在任期間が5年を超える異例の総裁となる。

NHKは、日銀が目標に掲げる2%の物価上昇率の達成時期の見通しが6度も先延ばしされたことで、野党側から黒田総裁の交代を求める意見が出ていたものの、安倍首相は「黒田総裁の手腕を信頼している」として期待を示していたと伝えている。

またNHKによると、黒田総裁は16日、「2%の物価安定目標の実現に向けて、強力な金融緩和を推進し、日本経済は大きく改善した。物価の面でもデフレではなくなっていると思うが、2%の目標の実現にはまだ距離がある。この目標を実現することは何よりも大事であると考えており、引き続き今の強力な金融緩和を粘り強く進めていくことが必要だと考えている」と述べた。

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