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訴訟では大久保さんの遺族3人が東電に対し、計約6千万円の賠償を求めていた。判決理由では、原発事故と自殺の因果関係を認定、「102歳と高齢だった大久保さんにとって、村に帰還できず最期を迎える可能性が高く、耐え難い苦痛を与えた」と指摘した。
読売新聞によると、原発事故に絡む自殺を巡る判決は3例目で、いずれも原発事故と自殺の因果関係を認定している。大久保さんは原発事故後も自宅で暮らしていたが、村に避難指示が出るとのニュースを見た直後、「ちいと長生きしすぎた」などと話し、翌朝に首をつって死亡しているのが発見されたという。