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発表では、他の惑星に地球のバクテリアが入り込むことの危険性について米航空宇宙局(NASA)は理解しており、そのため宇宙探査機は処理を経て無菌状態にされていると指摘している。しかし、今回のテスラ車にはそのような準備は施されていないという。
惑星研究の専門家であるジェイ・メロシュ教授は、「仮に火星に生命が存在するとすれば、地球からの生物と混ざり合う危険にさらされる。地球の生物がより適応する能力があるか、火星の生物圏がどのようなものであったのかを知ることができなくなるほど火星を征服するのか、あるいは地球の生物が火星のそれよりも上手く適応することができないのか、我々には分からない」と話している。
研究者らによると、宇宙空間では生物が常に死滅するとは限らない。真空では一部のバクテリアは、適切な環境に置かれるまで休眠状態に入るという。
先に、今回のテスラ車が火星に今年中に接近することが示されている。
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