ロシアのズビャギンツェフ監督作「ラブレス」、仏セザール賞を受賞

ロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作の映画「ラブレス」は2日、フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞の外国語映画賞を受賞した。
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『ラブレス』は辛い離婚を経験する現代のモスクワの家族についての映画。主人公のジェーニャとボリスは紙の上では夫婦だが、それぞれはすでに新しい人生をはじめており、手続きを終わらせてすぐにでも離婚することを望んでいる。続く衝突と主張の掛け合いの中、夫婦は唯一の子供である12歳のアリョーシャに気を払わなくなる。アリョーシャは自身を全く必要のない存在だと感じ、ある日、家から消え去る。

『ラブレス』

ラブレスの他に同部門ではクリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』やデイミアン・チャゼル監督作『ラ・ラ・ランド』、リューベン・オストルンド監督作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』など6作がノミネートされていた。

セザール賞は1976年から毎年、フランス映画芸術・技術アカデミーによって贈られる。現在4600人以上いるアカデミー会員が秘密投票をして作品を選ぶ。ジョルジュ・クラヴァンヌ氏が賞の創設を考案し、アカデミーを設立した。

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