スプートニク日本
グルジニン氏は長年の政治的戦いの経験を持つ。この道に立ったのは10年前で、1997年に初めてモスクワ州議会の議員に選出された。
州議会で議員として3期務めた後、2017年、ロシア共産党大会の決定により、突如大統領候補に擁立された。無党派ソフホーズの社長であるグルジニン氏は入党を発表していないが、共産党が刷新されていることを人びとにわかってもらいたいと述べた。年金受給者や子どもをはじめとする普通の人々の生活が良くなるよう、勝利を目指す。
公約「パーベル・グルジニンの20歩」の大半は経済政策。選出された場合、グルジニン氏は世界貿易機関(WTO)の脱退と電気や鉄道、通信システム、大手金融機関といった戦略的重要産業分野の国有化を約束する。外交政策についてグルジニン氏は、ロシアには、ソ連のように他国が「私たちのところに来たく」なるようすべての人を「1つにする」理念が必要だと述べる。
グルジニン氏はまた、一度ならず死刑の復活を主張している。
関連記事