金正恩氏、韓国特使と晩さん会で面会 南北関係を核問題と切り離す

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩朝鮮労働党委員長は5日夜、韓国の文在寅大統領の特使団と面会し、晩さん会を開いた。金正恩氏は北朝鮮の指導者に就任して以降、韓国政府の当局者と面会するのは初めて。聯合ニュースなどが伝えた。
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NHKによると、韓国政府が派遣した特使団の首席を務める鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長をはじめ5人の特使らが5日午後に平壌に到着した。北朝鮮の対韓国政策を統括する党統一戦線部のリ・ヒョン室長が機内から特使団を案内し、祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長、統一戦線部のメン・ギョンイル副部長などが空港で出迎え、空港の貴賓室で10分程度、会談した。

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聯合ニュースが報じたところによると、北朝鮮側は韓国特使団を迎え入れるために多くの準備をしてきたと思われる。

同日の夜に金正恩氏は晩さん会を開き、鄭氏が文大統領の親書を手渡した。現時点では面会の内容が明らかにされていない。

NHKによると、北朝鮮としては核・ミサイル問題と切り離す形で南北関係の改善を推し進めたい見方があると見られる。

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