露外務省 ロシア領内で英国マスコミ活動を一切禁ずと警告

ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ公式報道官は、英国がロシアのRTテレビ局を閉鎖した場合、ロシアは国内における英国のマスコミ活動を一切禁ずると警告を発した。
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ザハロワ報道官はロシアの第1テレビの番組「60分」に出演した際に、「単刀直入に言う。英国がRTを閉鎖するのであれば、我々の国にいる英国のマスコミは作業を行えなくなる」と明言した。

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13日、英国のメディアレギュレーター「Ofcom」は ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐と娘のユリアさんが毒物による襲撃を受けた事件を受けて、RTテレビのライセンスを保持する自治非営利組織の「TVノーボスチ」に対して、RTに対する制裁発動の可能性を警告していた。 スクリパリ元大佐と娘のユリアさんは3月4日、英国ソールズベリーの中心地で意識不明の状態で発見され、現在も重体。二人の他に現場にかけつけた警官一人も中毒症状を起こした。英国政府の調べでは3人は神経を麻痺させる物質による中毒症状を起こしており、その物質はロシア製であると発表されている。

ザハロワ報道官はメイ英首相の非難を「サーカスの見世物」と名指しで非難し、プーチン大統領は英国政府に対し、事件の罪をロシアに着せる前に、まずは自身がスクリパリ氏の中毒事件の真相究明を行うべきだと助言している。 襲撃を受けたスクリパリ元大佐はロシアの諜報機関の元職員。 外国のために諜報活動を行った罪で13年の禁固刑判決を受けたものの、スパイ交換以降、英国への亡命権を得て、2010年から当地に居住している。

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