英国、ロシアが提案したスクリパリ元大佐の事件に関する国連安保理声明案を阻止

英国は、ロシアが提案したロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐とその娘が英国で毒を盛られた事件の調査に関する国連安全保障理事会の声明案を阻止した。ロシア国連代表部のフョードル・ストルジジョフスキー報道官が明らかにした。
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ストルジジョフスキー氏は「3月14日の国連安全保障理事会会合でロシアが提案した、専門機関である化学兵器禁止機関(OPCW)の既存の基準に従って反響を呼んでいる英国での化学物質事件の先進的調査を早急に実施することを呼びかける簡潔かつ事実に基づいた安保理報道声明案が、英国の代表者らによって政治的口実の下、無礼な形で阻止された」と語った。

ロシア代表団は国連安保理会合で、安保理の報道声明案を提出した。

ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連大使によると、声明案は、異常な事件を調査する際には「化学兵器禁止条約第9条の仕組みを機能させる」必要性を反映することについて述べているという。

先にロシアのラブロフ外相は、ロシアは同事件の調査資料へのアクセスを望んだが、英国が拒否したと強調した。ラブロフ外相は、化学兵器禁止条約に規定されている必要な手順がすべて遵守されるならば、ロシアは英国と協力する用意があると述べた。

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