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コンスタンチン・レリウ(63)さんの件は同国ヴァスルイの裁判所で16日に検討された。死亡証明書の訂正申請が遅すぎるとして、申請は拒否された。判決は最終的なもので、控訴は不可能だという。
レリウさんが自らの「死」を知ったのは、26年ぶりにルーマニアに帰国した時のこと。1992年からトルコに住み、祖国の家族とも音信不通だった。妻はレリウさんが死んだと決め、2016年に死亡証明書を作成した。
2年後、トルコ当局がビザの期限が過ぎているとしてレリウさんを国外退去処分にする。ルーマニアでレリウさんは、死んだと思われていることを知った。「生きていますが、公式には私は死んでいます。死人だと見なされているため、収入もなく、何も出来ません」とレリウさんは嘆く。