JTIの格付け、ロシアのたばこ企業買収決定後に引き下げ

国際格付け機関ムーディーズは、世界たばこ大手JTインターナショナル(JTI)の格付け「Aa3」を確認し、見通しを「安定」から「ネガティブ」に変更した。
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格下げは、JTIがロシアのたばこ大手「ドンスコイ・タバック」を2018年末に900億ルーブル(約1700億円)で買収することで合意したと報じられた後、発表された。

なおムーディーズは、格下げの理由となった買収は「ドンスコ・タバック」だけではないと指摘している。2016年度から2017年度にJTIはたばこブランド「ナチュラルアメリカンスピリット」、フィリピンのたばこ事業、エチオピアとインドネシアのたばこ企業の権利を取得した。

すべては「ドンスコイ・タバック」買収後、JTIの資本と借入の比率が高まったことにある。ムーディーズは、資本で債務を削減する能力が低下していると指摘している。

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