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クウォカさんは、第二次世界大戦中にこの死の収容所アウシュビッツに送られた23万人の子供の1人。
写真では殴られた跡がわかる。写真を撮った収容所の収容者によると、写真を撮る前に監視員がクウォカさんの顔を棒で殴った。クウォカさんはドイツ語がわからず、監視員の命令が理解できなかったため殴られたという。
クウォカさんは写真を撮る前に涙と唇の血を拭き取ったという。
クウォカさんは収容所でわずか3ヶ月しか生き延びることができなかった。
アーティストのアマラルさんは、白黒写真はそこに写っている人の苦痛や恐怖をすべて伝えておらず、歴史的文書として認識されていると考えており、白黒写真をカラー写真にすることで、写真の中には生きた人間がいることを思い起こさせようとしている。
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