オーストリア政府、英政府が露外交官追放圧力と非難

ウィーン駐在の英大使がオーストリア政府に対し、ロシア外交官の追放を強制するため、一度ならず圧力をかけようと試みたと、オーストリアのクナイスル外相が述べた。「Kronen Zeitung」が伝えている。
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外相によると、一連の他の欧州諸国に続いてロシア外交官を追放するよう、英大使がオーストリア政府に対し影響を与えようと試みたという。しかし、そのような措置をオーストリアは断固として拒否した。

ホワイトハウス ロシア外交官の追放に他の国々が参加すると期待
またクナイスル外相は、欧州安全保障協力機構(OSCE)における過激化・強制的極端主義対策担当のオーストリア元代表、ペーター・ノイマン氏の声明に回答した。ノイマン氏は、オーストリア政府が「橋を焼いた」と非難している。

クナイスル外相は、オーストリア政府がそのような判断に至った理由は、予想されるロシアからの対抗措置ではなく、対話の維持の必要性のためだと強調した。

先に、米国、カナダ、ノルウェー、ウクライナ、アルバニア、マケドニアを含む20カ国以上が、一連のロシア外交官を追放するとして、外交官追放に関する英国の決定に同調した

3月4日、英南西部ソールズベリーでスクリパリ氏と娘のユリアさんが何らかの物質の中毒により重体の状態で病院に搬送された。なおロシアでスクリパリ氏はスパイ行為で有罪判決を受けている。英国は襲撃事件にはロシアが関与していると主張しているが、未だにその証拠が提示されていない。

同事件に関連し、英国のメイ首相はロシア外交官23人の1週間以内の国外追放や、ハイレベルでの2国間コンタクトの凍結などを含むロシアに対する一連の措置を発表した。

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