日本で5万個のビデオカメラがハッカー攻撃に使われる

ロシアのアンチウイルスソフト会社「ドクトル・ウェブ(Dr.Web)」は、日本でDDoS攻撃用のサーバーとして使用された5万個のビデオカメラを発見した。なおカメラの所有者はそれに気づきさえしなかったという。「ドクトル・ウェブ」のボリス・シャロフCEOが明らかにした。
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シャロフ氏は「たった今、我々は、そこからDDoS攻撃が行われた日本だけで5万件のアドレスに関するデータを提示した。これはLinuxウイルスに感染したビデオカメラだった。これは世界中のコンピュータを攻撃し、大規模なDDoS攻撃を起こした日本語のボットネット『Mirai(ミライ)』だった」と語った。

シャロフ氏は、人々は遠家庭用コンピュータを使って遠隔操作できる「スマートなもの」をよく手に入れているが、乗っ取られる可能性があることについては考えてもいないと強調した。

シャロフ氏は「今や多くのデバイスが無責任なメーカーによってつくられており、ハッカーにとっては、例えばDDoS攻撃を行うために使う簡単な獲物となっている。家の中ですべての『スマート』カメラ、電気、温度計などを管理しているしっかり保護されていないコンピュータは感染しており、攻撃者はすぐに家中の所帯道具にアクセスすることができる。これがどれほど有害なものであるかを想像して欲しい。例えば、防犯カメラが突然稼働しなくなったり、あるいは天井を向き始めたりする」と警告した。

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