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先に露紙コメルサントは、英国大使が発表し、ロシア人外交官追放の数日前に外国の大使館代表者らに印刷物として配布されたというプレゼンテーションについて報じた。
コメルサント紙によると、プレゼンテーションは6つのスライドで構成され、最初のスライドは「ソールズベリーでの事件」というタイトルだった。
コメルサント紙は、プレゼンテーショではソールズベリーで起こった「スクリパリ事件」に関する新たな情報も、何らかの具体的な証拠も伝えられず、ただ「ロシアの地位を、高い確率で罪を犯した当事者から、ほんの小さな疑いもない罪を犯した当事者へ変更」したことのみが指摘されたという。
ザハロワ氏はロシアのテレビ局のインタビューで「これはショックです、もちろん。これは子供の絵のようなものを彷彿させます。子供たちはこのようにして教えられます。私にはこれが何なのか分かりません。これはコンピューターを使えるようになった低学年の生徒のレベルで行われたプレゼンテーションであり、マスコミが報じたテーマではなく、同テーマに関する議会の公聴会でメイ首相が発表したもののテーゼについて語ったものです。これらはすべて混乱し、支離滅裂で、とりとめがありません」と語った。
3月4日、英南西部ソールズベリーでスクリパリ氏と娘のユリアさんが何らかの物質の中毒により重体の状態で病院に搬送された。なおロシアでスクリパリ氏はスパイ行為で有罪判決を受けている。英国は襲撃事件にはロシアが関与していると主張しているが、未だにその証拠が提示されていない。
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