トランプ氏、日銀の金融緩和を批判の可能性も

元財務官で国際通貨研究所理事長の渡辺博史氏は29日、トランプ大統領から円安誘導策だと批判される可能性があると、ロイターのインタビューで指摘した。
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渡辺氏は、今年中に日銀の金融緩和に関し、引き締めの時期と手段について説明するのが望ましいと述べた。

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日米首脳会談が4月18にも開催される方針で、中間選挙を控えるトランプ氏から経済関連の厳しい要求が出るとの懸念がある。長期金利を0%にするため国債の大量購入を進める日銀の政策も、円安誘導策だと批判されるリスクがある。一方で渡辺氏は、「現時点では米金利上昇が緩やかで金利差は拡大しておらず、その可能性は低い」と指摘した。

さらに渡辺氏は、日米枢軸が安全保障上必要だとしつつ、要求にやすやすと従う必要はないと指摘。もっとも、トランプ政権からの指摘がゼロで終わることはあり得ないとの見通しも示した。

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