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切り裂きジャックのこの葉書は、彼による最後にして最も恐ろしい殺人の前日に警察のオフィスに送られたもの。この殺人で犠牲となったのは売春婦のメアリー・ケリー。被害者は識別できないほど損傷を受け、その遺体はばらばらにされて部屋全体にまき散らされていた。
今回の希少品の持ち主だったのは地元警察官の中年の未亡人。この大量殺人犯についての事件が打ち切られた時、この警察官が何らかの形で葉書を手に入れることに成功した。
手紙には、「私のナイフは相変わらず良い状態だ。[・・・]腎臓の欠片があなたの気に入ることを希望する。[・・・]私は切り裂きジャックだ」と記され、犠牲者から切り取られた腎臓の一部が添えられていた。
葉書が本物であることは、専門家によって保証されている。
価格は900ポンド(およそ1300ドル)と見積もられている。
「切り裂きジャック」は、1888年後半にロンドンのホワイトチャペル地区で活動していた大量殺人犯につけられた異名。犯人による犠牲となったのは貧民街の売春婦らだった。犯人は少なくとも5件の殺人事件を起こしている。