露連邦保安庁長官 「テロリストが暗号通貨とメッセンジャーアプリを積極的に利用」

国際テロ共同体は既に高いレベルで現代の情報技術を習得し、暗号通貨を積極的に利用し、またハッカー間での関係を拡大していると、ロシア連邦保安庁(FSB)のボルトニコフ長官が述べた。
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ボルトニコフ長官は、国際安全保障モスクワ会議の開会にあたって、「問題となっているのは、1万を超えるウェブサイトとその数十万のSNSアカウントが機能しているインターネットにおける、攻撃的煽動やリクルートだけではない。私が言おうとしているのは、暗号化されたインターネットコミュニケーション、電子バンキングや暗号通貨、テロ活動の遠隔制御体制とそれに対する資金提供といった手段の大規模な利用である」と述べた。

テロリストは連絡のため誰もが使えるメッセンジャーアプリを使用=露保安庁
ボルトニコフ長官によると、ロシアでは昨年だけで25件のテロ行為が未然に防止され、4件が実行された。

ボルトニコフ長官は、「これらは全て、シリアとイラクの領土からのものを含む、メッセンジャーアプリを用いたグローバルなネットワークを通して連携していた。それと並んで、テロリストはハッカー共同体における自らの関係を恒常的に拡大し、自らの支隊を組織している」と指摘した。

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