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研究者によると、火星表面から宇宙に荷物を届けるには2つの方法がある。1つは宇宙船を打ち上げて、秒速2キロほどで動くロープの端にドッキングする方法。この場合はミサイルエンジンを使うことになるが、宇宙船を直接軌道に乗せるよりは経済的になる。
2つ目の方法では、ドッキングと打ち上げの場所の座標を正確に算出することで、火星表面からロープが自動的に貨物を掴むというもの。支柱にぶら下がるロープの輪っかに荷物は引っ掛けられると研究者は構想する。その輪は火星の衛星であるフォボスかダイモスに設置される特別な機器によりキャッチされる。また衛星にはエネルギー機器も置かれ、縄は貨物への電気エネルギー伝達においても機能する。
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