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これは、11日に北朝鮮で開かれた国会に当たる最高人民会議で、前朝鮮人民軍総政治局長である黄炳瑞(ファンビョンソ)氏が国務委員会副委員長を解任されたことを受けた結論だ。国務委員には金正角(キムジョンガク)軍総政治局長が選出されたが、副委員長のポストは引き継がなかった。
キム教授は聯合ニュースに「軍部の役割と影響力の除去が行われており、党の指導体制が確立されているところだ」と述べる。キム氏によると、これは、党と国家機関をめぐる金正恩氏の政策が形成される様子を示している。
国務委員会には2人の副委員長しか残っていない。朴奉珠首相と朝鮮労働党中央委員会政治局の崔竜海・常務委員である。
北朝鮮における軍部の役割は父・金正日総書記の統治下で増大。金正日氏は同国指導のため、国防委員会を創設し、全てにおいて軍事を優先する先軍政治をしいた。2011年12月に金正日氏が死亡し、金正恩氏が権力を継承し、国分委員会に代わり国務委員会が新設された。