北朝鮮の拉致から逃げおおせた韓国女優、死去

1978年に北朝鮮の工作員に拉致されたことでも知られる韓国の女優、崔銀姫(チェ・ウンヒ)さんが16日、亡くなった。92歳だった。聯合ニュースが報じた。
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崔さんは1926年に京畿道広州で生まれ、1942年に演劇「青春劇場」でデビュー。1954年には申相玉(シン・サンオク)監督と結婚した。離婚した2人は1978年に北朝鮮の工作員に拉致され、1983年に同国で再会した。

2人は北朝鮮で映画活動を続け、崔さんは北朝鮮で作った映画「塩」に出演。1985年のモスクワ映画祭主演女優賞をこの映画で受賞した。

故金正日(キム・ジョンイル)総書記から信頼を獲得し、2人は1986年3月にオーストラリアを訪問。滞在中に米国大使館に逃げ込んで亡命した。1999年には韓国に帰国した。

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