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世宗研究所の専門家によると、北朝鮮が核兵器を放棄すれば、会談は成功だと見なせる。さらに、北朝鮮にとって非核化は危険ではないという。米国が北朝鮮攻撃を決意する可能性は非常に低い。中国やロシア、日本といった近隣諸国だけでなく、国際社会がそれに反対するからだ。
世宗研究所の統一戦略研究部長は次のように説明する。
北朝鮮が核兵器を放棄すれば、対米関係は改善し、制裁が解除される。合同の開城（ケソン）工業団地事業が動き始める。北朝鮮の金剛山へのツーリズムが再開する。日本との政治的関係もでき、拉致被害者問題も解決される。そして北朝鮮は、植民地時代に受けた被害の慰謝料を当てにできるかもしれない。
世宗研究所研究計画課の副課長は次のように指摘した。
今まで核軍縮に関する北朝鮮の立場は不透明で、トランプ氏は個人的に、首脳会談で意図がどれほど真剣かを確かめたいと考えている。米国は、前回、合意に関わらず北朝鮮が義務を遂行せずに核計画を停止しなかったことをよく覚えている。会談実施はいずれにせよ米国にとって都合の良いものなので、トランプ氏は金正恩氏との会談にすぐに同意するのではないかと考えている。会談が成功すれば、世界史上の重要な出来事となる。不首尾に終われば、北朝鮮への制裁を強めるきっかけができる。
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