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益城町は、震災関連死を含めて43人が犠牲となるなど甚大な被害を受け、町長選では西村氏が進めた復興に向けたまちづくりが争点となった。再選を果たした西村氏は支持者を前に「被災された方々の生活再建が第一だ。皆さんと一緒に町づくりの方向性を決めていきたい」と復興への決意を語った。
西村氏は「町民の命を守る」と訴え、災害に強い町を目指し、中心部で計画する土地区画整理事業を進めると主張。野田氏は、自力再建が難しい被災者向けの災害公営住宅の早期建設に力を入れるべきだと西村氏を批判したが、支持を広げられなかった。
建物倒壊などによる同町の直接死は、県内最多の20人。住宅の約6割に当たる6千棟以上が全半壊し、約6千人が仮住まいを続けている。
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