首相、「拉致」の行方注視 電話連絡待ち“蚊帳の外”懸念も

日本政府は27日、南北首脳会談の推移を見守った。安倍晋三首相は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の拉致問題対応に最大の関心を向ける。具体的内容については、韓国の文在寅大統領から説明を受ける予定。首相は文氏の速やかな電話連絡に期待している。米朝首脳会談への動きも活発化する中、政府内には「蚊帳の外」(官邸筋)に置かれかねないとの懸念もある。
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菅義偉官房長官は、24日の日韓首脳電話会談に触れ「文大統領から『首脳会談時に安倍首相の立場を伝える』という言及がなされた」と強調。文氏が金氏に拉致問題を提起することに期待感を示した。

文氏は28日にも首相に電話する見通し。

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