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欧米の研究チームが海水面の上昇や強い波の発生頻度、予測される温暖化ガスの排出量などの様々な条件をもとに、太平洋とインド洋にあるサンゴ礁島での気候変動を研究した。その結果、近い将来にも水没する可能性があるサンゴ礁島がすでに29島算出された。
頻度が高まっている洪水は、諸島の道路や輸送などのインフラに害を及ぼしている。しかし最大の危険は、塩水が帯水層に浸透し、淡水を飲料に適さないようにすることにある。研究チームは、研究結果が諸島を脅かす危険性を評価し、前もって対抗策を準備する助けになると期待を寄せる。
論文は科学誌『Science Advances』に掲載された。
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