ロシア北極圏の溶解速度が2倍に加速

ロシア北極圏の永久凍土と氷が溶けて面積が減少する速度がこの10年間で2倍になった。論文は科学誌『Remote Sensing of Environment』に掲載された。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

研究チームのデータによると、カナダ北部の氷河はロシア北部の「兄弟」より速く溶けている。しかし、米コーネル大学のマット・プリチャード氏による近年の研究結果は、この10年で氷河の後退速度は2011年までに比べて年18センチ〜33センチと、ほぼ2倍になった。

シベリア永久凍土の融解で危険な病原体が放出される可能性
溶解水は20億トンから44億になり、エベレスト山の重量の2倍になった。

原因はまだ明らかではないが、世界の海洋温度が上昇していることに関係している可能性があると仮定されている。

関連ニュース

北極で謎の穴が見つかる

NASA「北極圏の氷の面積、記録的に低い値に到達」

コメント