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年を追うごとに、エクソマーズTGOが火星の周りを回る軌道は安定しつつあるため、次回の写真はさらにはっきりとして鮮やかになると、計画リーダーの1人でロシア科学アカデミー宇宙研究所の教授、オレグ・コラブレフ氏は述べた。
最初の火星写真からは、コロリョフクレーターが見えた。これは火星北極にある直径84キロの巨大な穴。画像の高い解像度により、このクレーターの縁に埋蔵されている氷のはっきりとした境界線を見ることができた。
エクソマーズTGOは科学的任務と火星の大気研究のほかに、2020年に火星に打ち上げる予定である欧州の火星探査車そしてロシアの着地プラットフォームと地球を結びつけるリンクとなる。