「ロスアトム」、福島第1原発の「核溶岩」の挙動を予測する方法を計画する

ロシア国営原子力企業ロスアトムは、今後数カ月間で、福島第1原子力発電所における核燃料成分を含む溶融物の挙動の予測に関する作業を行う。
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入札によってロスアトムのメンバーに加わった企業は、日本政府が助成した炉心溶融物(コリウム)の時間の経過に伴う性質の変化を分析する技術開発プロジェクトの枠内で請負業者によって選ばれた。

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コリウムとは、(事故が起きた原発の原子炉に形成される)核燃料の成分を含む溶融混合物。

事故処理作業の開始時期を決定するためには、数十年先(半世紀まで)のコリウムの性質の変化を予測する必要がある。そのため新プロジェクトの枠組みの中でロシア側は「フクシマのコリウム」の性質の変化に関する予測モデルを作るために、事故があったチェルノブイリ原子力発電所4号炉のコリウム・サンプルの調査と、福島第1原発の残存燃料のモデルサンプルを作成する。

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